眼の前の山を登れ
何事も成就させる為には、考え方と進め方があります。昔から「着眼大局 着手小局」
と言われます。また「眼の前の山を登れ」とも言われて来ました。「着眼大局」とは大きな眼で高い所から良く見て考えることです。「大所高所」から判断する事、とも通じます。まず始める前に、高い所から遠くの景色を眺め、自分の進んで行く方向が正しいかどうか、また多方面の角度から進んで行く道を見つめ、その道が目的に向かっているかどうかを確かめます。そしていざ進み始める時は「着手小局」です。まず小さな事から手を着けるのです。これは「眼の前の山を登れ」にも同じことが言えます。
たとえば遠い高い山に登ろうとした時、その山に登る事を決め、遠くを見つめますが、まず第一歩は、眼の前の山を登り始めなければなりません。そして眼の前の山を登ったら次の山を登ります。眼の前の山を、次から次と登り続けると最後には目的地の高い山に登る事ができます。眼の前の小さな山を登らない限り、目標にしている高い山には登れません。
歩いて東京に行こうとする時に、この浜松からですとまず、隣の天竜川駅に歩き始めなければなりません。反対の高塚駅に向かっては、東京に行けないのは当然ですが、東京に行く道中の事を心配しすぎて、一歩踏み出さなければ、東京には絶対に行けません。 私達は既に東京に着いている人々を羨ましく思いがちですが、その人々も実は一歩一歩
天竜川駅から歩いて東京に行っています。私達もまず隣の駅に行きましょう。 「着眼大局 着手小局」を実行してまず「眼の前の山」を登りましょう。
私達の会社では今期の目標を決めています。その目標を達成する為に、まず今月の目標を達成しましょう。そして来月の目標を次に達成しましょう。次々にその月の目標が達成できれば、おのずと今年(今期)の目標が達成できます。今年の目標が達成できれば、来年、再来年の目標も同じように達成できます。そして将来の大きな目標が達成できるのです。
GEの元会長の【ジャック・ウエルチ】は「要するに、立派な計画を立てても無駄ということです。重要なのは、機敏に考え、行動することです。」と言っています。
またサウスウエスト航空の【ハーブ・ケレハーは】「小さな企業のように考え、小さな企業のように振舞えば、会社は自然に大きくなっていく」と言っています。
さあ私達 KONOIKE も将来に向かって皆で一歩一歩前進して行きましょう。