光触媒(VIコート)の技術
現在は、様々な光触媒材料がありますが、VIコートは酸化チタンを用いた光触媒となります。
VIコートテクノロジーを駆使し、開発された酸化チタン光触媒は「ウルトラチタン触媒」と呼ばれ、紫外線を吸収することによって、接触した有機物を分解し、水や二酸化炭素へと変換する効力をもっています。
有機物とは、炭素を含む物質で、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)で構成されています。
空気中に含まれる有害物質(花粉やウィルスなど)や汚れのほとんどが有機物となります。
無機物については、光触媒の効力で分解することはできません。(無機物の一例:砂、ほこり、金属)
下記は、光触媒の簡易モデルとなります。
このような工程を繰り返し続けることによって、有害物質を分解除去することができます。
①接触工程
VIコートがコーティングされた面に、有害物質が接触することによって反応が始まります。空気中に浮遊している物質は、目には見えないですが、空気が循環することによって 常に空気中を動き回っています。その際、VIコートに接触することとなります。
②分解工程
VIコートのコーティング面に有害物質が接触すると同時に、光(紫外線)が吸収されることによって有害物質が分解され、 水素(H),炭素(C),酸素(O)といった物質に分かれます。
③酸化工程
分解によって生み出された水素(H),炭素(C),酸素(O)といった物質が酸化され、人体に無害な二酸化炭素や水(水蒸気)へ変換されます。
④発散
分解完了!
最終的に二酸化炭素や水蒸気は空気中に発散され、空気が清浄化されていきます。