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Photocatalyst光触媒コーティング「VIコート」

室内用光触媒 施工販売を開始しました

(VIコート 空気環境研究所 株式会社VENTIL社製)
  • VIコートとは
  • 光触媒とは
  • VIコートの性能

1.VIコートとは

弊社が取り扱う光触媒コーティング「VIコート」は、空気環境研究所 株式会社VENTIL社が独自で生み出した光触媒製品です。 VIコートは、使用用途や使用場所に合わせて配合・製作されます。 それぞれに異なる機能を持たせ、それぞれの場面に適応するものを配合し、調整する技術は「VIコートテクノロジー」と呼ばれています。 商品名のVIは、V=「Virus(ウイルス)」、I=「Immune(免疫)」の頭文字です。

VIコートの効果

窓ガラス内側や壁、天井、ドア、カーテン、テーブル、ソファー、スイッチ、家具等に施⼯することで、空気中に蔓延している嫌なニオイ、雑菌、ウイルスなどを分解し、無害化します。
消臭・防臭のイメージ
●消臭・防臭
ペットの臭いやタバコの臭いなど、気になる臭いのもとを分解します。 消臭(防臭)効果が見込まれます。
●抗菌・抗ウイルス
インフルエンザや⼤腸菌など、様々な菌やウイルスを死滅させることができるので、感染予防に効果が⾒込まれます。
●花粉症
花粉症の原因となる物質を不活化するため、花粉症の症状を緩和させる効果が見込まれます。

VIコート製品

弊社が取り扱うVIコートシリーズの製品です。
●ガラス用光触媒:Roovo (ルーボ)
使用箇所:建物窓ガラス内側 太陽の光が当たり続ける限り、効果は数年間持続します。施工方法も非常に簡単であり、透明度の高いコーティングです。 ガラス用光触媒 Roovo(ルーボ)の詳しい資料はこちら
●室内用光触媒:Vieer (ウィール)
使用箇所:壁、天井、ドア、カーテン、テーブル、ソファー、スイッチ、家具など 日光や蛍光灯などの光が当たり続ける限り、効果は数年間持続します。施工方法は、スプレーガンを用いて直接噴霧します。細かい粒子で施工できる為、仕上がりがキレイです。 室内用光触媒 Vieer(ウィール)の詳しい資料はこちら
※Roovo(ルーボ)、Vieer(ウィール)をコーティングする事によって常に室内の空気をキレイに保つ事ができ、さらに抗菌・抗ウイルス効果を発揮できる為、建物内でのウイルス感染予防効果が期待できます。

施工者資格制度

VIコートの施工は、VENTIL社が行う施工者資格認定講習を受講した有資格者のみが行います。 施工器具に関しても、VENTIL社の推奨する用具を使用します。

2.光触媒とは

光触媒(VIコート)の技術

現在は、様々な光触媒材料がありますが、VIコートは酸化チタンを用いた光触媒となります。 VIコートテクノロジーを駆使し、開発された酸化チタン光触媒は「ウルトラチタン触媒」と呼ばれ、紫外線を吸収することによって、接触した有機物を分解し、水や二酸化炭素へと変換する効力をもっています。 有機物とは、炭素を含む物質で、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)で構成されています。 空気中に含まれる有害物質(花粉やウィルスなど)や汚れのほとんどが有機物となります。 無機物については、光触媒の効力で分解することはできません。(無機物の一例:砂、ほこり、金属) 下記は、光触媒の簡易モデルとなります。 このような工程を繰り返し続けることによって、有害物質を分解除去することができます。

①接触工程

VIコートがコーティングされた面に、有害物質が接触することによって反応が始まります。空気中に浮遊している物質は、目には見えないですが、空気が循環することによって 常に空気中を動き回っています。その際、VIコートに接触することとなります。

②分解工程

VIコートのコーティング面に有害物質が接触すると同時に、光(紫外線)が吸収されることによって有害物質が分解され、 水素(H),炭素(C),酸素(O)といった物質に分かれます。

③酸化工程

分解によって生み出された水素(H),炭素(C),酸素(O)といった物質が酸化され、人体に無害な二酸化炭素や水(水蒸気)へ変換されます。

④発散

分解完了! 最終的に二酸化炭素や水蒸気は空気中に発散され、空気が清浄化されていきます。

光触媒(VIコート)の構造

光触媒の構造は下図のようになっています。
光触媒層 ←酸化チタンを含む層
バインダー ←ガラスの皮膜を作る成分
下地 ←ガラス、壁紙など
●バインダー
光触媒を下地に固定する糊のような役割をするものです。 VIコートのバインダーは、シリカを用いたもので、完成時に薄いガラスの皮膜をつくります。 その膜は非常に薄く、その厚みはおよそ2nm[ナノメートル]という大きさで、2mm[ミリメートル]の「100万分の1」の大きさです。 《参考》1mm[ミリメートル]=1,000μm[マイクロメートル(ミクロンとも言います)] =1,000,000nm[ナノメートル] バインダーの性能は、耐用年数や下地との相性(施工可否)に影響を及ぼします。 VIコートのバインダーは用途に合わせて製造されるため、様々な場所で使用できます。
●光触媒層
酸化チタンをはじめとした様々な金属を配合することにより、コーティング表面で触媒効果を引き起こします。酸化チタン以外にも、白金(耐薬品性)や、酸化セリウム(紫外線効率アップ)といった効果を持つ物質を含ませることで、より強力な光触媒へと加工ができます。 また、酸化チタンと一口に言っても、多くの種類があります。光触媒としての用途に使用されるものでも、アンモニア除去に特化したものや、ホルムアルデヒドに効果の高いものなど様々です。 VIコートには多種の酸化チタンが用意されており、お客様が求める効果に合わせて製造することができます。

3.VIコートの性能

VIコートの持つ光触媒の性能は、公的検査機関「神奈川県立産業技術総合研究所」によって証明されています。以下は検査結果の一部です。

抗菌・抗ウイルス試験

抗菌、抗ウイルス試験の検査結果です。菌、ウイルス共に、写真の左側が光照射前、右側が光照射後の写真です。どちらも菌やウイルスを表す斑点のようなものがほとんど無くなっているのが分かります。
抗菌試験(黄色ブドウ球菌)(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 試験結果報告書 KISTEC30-170A01
抗菌試験光照射前の写真 抗菌試験光照射後の写真
(生菌数) 光照射前 光照射後
無加工 17,000 87,000
加工品 17,000 20※ 99.9%除菌
抗ウイルス試験(バクテリオファージQβ)(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 試験結果報告書 KISTEC30-143B02
抗ウイルス試験光照射前の写真 抗ウイルス試験光照射後の写真
(生菌数) 光照射前 光照射後
無加工 260,000 250,000
加工品 260,000 120※ 99.9%除菌

分解活性指数測定試験

光触媒による有害物質の分解速度を表す「分解活性指数」を測定した試験です。 VIコートを塗布したガラスの上に、色素を含んだ物質の高濃度水溶液を適量乗せます。 この色素は、光が当たれば触媒効果で分解され、色が薄くなっていきます。 その色の変化及び水溶液の濃度から、分解速度の検証を行った実験です。 VIコートの分解活性指数「22.0」は業界最高峰の数値で、分解性能の高さを示しています。
VIコート塗布ガラスの湿式分解性能
大手の光触媒メーカー3社のデータは以下の通り
  • ・K社(商品名:S)⇒分解活性指数「11.5」
  • ・T社(商品名:H)⇒分解活性指数「14.7」
  • ・N社(商品名:B)⇒分解活性指数「17.2」
「VIコート」の分解活性指数は「22.0」で、上記3社より分解速度が速いコーティング剤であることが分かります。 ※掲載データは㈱VENTIL社から提供を受けたものです。