中 秋 の 名 月
10月に入り、日に日に秋が深まって来ている様な、
そんな気持ちにさせてくれる毎日かと思います。
この時期は、「お月見」 の行事が行われる頃かと思います。
皆さんは、お月見をされますか?。
今では、「お月見」を知らない世代も多いのではないでしょうか。
知らない世代の人にも覚えて頂くように、少しふれてみたいと思います。
「お月見」は、旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事です。
この日の月は、(中秋の名月)・(十五夜)・(芋名月)と呼ばれていますが、
個人的には(中秋の名月)が、とても響きが良く感じられ好きです。
“中秋”とは
(1)秋を三分したなかの秋。
(2)秋の真ん中、陰暦八月十五日。
を意味しています。
「お月見」には、おだんごとススキのイメージが浮かぶかと思いますが、その他に
お餅やサトイモをお供えして月を眺める事もあるそうです。
月見行事の始まりは定かではありませんが、中国で月見の日にサトイモを食べる
ことから、サトイモの収穫祭がルーツという説もあります。
その後、中国での宮廷行事となり、奈良から平安時代にかけて、日本に入って来たと
言われています。
さて、今年の月見の日である(中秋の名月)は、10月3日(土)になります。
しかし、満月になる日は、10月4日(日)です。
旧暦の日付と月の形が、必ずしも(旧暦の8月15日)満月になるとは限らない事も
知っておかれると良いでしょう。
皆さんも、昔から行われているこの時期ならではの行事を、御家族で楽しんでみてはいかがですか。
秋の夜に、とても風情のあるひと時をお過ごし下さい。