自己啓発はリーダーの務め
情報誌「リサーチ・ニュース」第1886号のスポットという欄に上記表題のコラムが載っていました。5月に入り4月の組織変更から一ヶ月が経ちました。今期から部下を持つことになった方もいるでしょうし、新しい上司を迎えた方もあるでしょう。また新入社員も研修を終え、それぞれ配属先で勤務されていると思います。この時期は新しい仲間と仕事を始めます。慣れない部署への配属もあり大変ではありますが、会社としては今期のスタートでもあり、全社一丸となってスタートダッシュを駆けなければならない時です。慣れない仕事であっても、その仕事の役割に対して能力ありと判断、評価を受けての配属です。精一杯、力を発揮して頑張って欲しいと思います。そんな時上記のタイトルの文書を読みました。皆さんに紹介します。参考にして下さい。
《 会社では役職が上がれば上がるほど、権利とともに責任も義務も大きくのしかかってきます。リーダーとして、その権利を行使し、責任と義務を果たすためには、膨大な量の学習をすることが要求されます。昇進すればするほど、地位が上がれば上がるほど、組織が大きくなればなるほど、自己啓発として書物から、人から、あるいは様々な情報源から学び、経験を積むことが求められます。自己啓発はトップに任せて自分はトップに頼りきりというのでは、いずれあなたの存在価値、存在意義は次第になくなっていきます。いや、今の時代、次第になどといった悠長さではなく、たちまち存在価値は失われ、降格させられると言ったほうがいいでしょう。そうなりたくなかったら自己啓発、学習に励むことです。自分に高まろうという気持ちがなくて、どうして部下を高めてやれるか、部下を高められない人間、少なくともその心が無い者はリーダーになってはいけない。リーダーになっては部下が不幸になります。本物のリーダーになりたいのならば自己を高める努力をすることです。自己が高まれば存在価値も高まる。リーダーとしての存在価値が大きくなればなるほど、その組織は大きくなります。結局、会社が大きくなるかならないかは、トップを含めてリーダーの器にかかってくるのであり、メンバー全員の器量の大小にかかっているのです。リーダーはまず自分自身を高める責任があります。それを怠った時、それを止めてしまった時、リーダーの成長ストップとともに、組織の成長もストップし、部下も不幸になるのです。 》
そのとおりです。私も含めて全員が自己啓発にもっともっと励みましょう。
ここである日本企業で上司として働くことになった外国人のジョークを紹介します。
《 ある日、外国人上司は部下達に言いました。「今日は反省会をやる。全員あの店に集合せよ。」部下達は何か悪いことでもあったのか、何を反省するのか心配しながらその店につくと、上司は全員を前にして「とりあえずビール」と言いました。そしてねぎらいの言葉を伝えました。 》
反省会でなくただの飲み会でした。日本人は良く反省会をします。いいことですが外人は皆で集まって飲む、飲み会を反省会と称していると理解しています。またビールの銘柄の一つが「とりあえずビール」だと理解しています。日本人の良さをしっかり理解し、自己啓発を怠らないよう精進しましょう。