ストレス軽減
このところ本当に暑い猛暑日が続いています。
今月は長い夏休みがありますので、この休みを利用し、暑さを逃れてゆっくりしたいと願っていますが、どうなりますか。
先日、読んでいたあんしん財団発行の「あんしんLife」に「自分のストレス傾向を把握し最適な対処法を見つける」というコラムがありました。早稲田大学人間科学学術院教授の嶋田洋徳先生が話された内容を文書化したものです。
この暑い夏を乗り切る為にも、幾多のストレスを軽減する為にも参考になればとここに抜粋して紹介します。
《 ストレスマネジメントという言葉は、一般的にリラクゼーションや気分転換といった「ストレス解消」と同義語で用いられることが多い。しかし臨床心理学の分野では、そうした対処療法的な方法だけでなく、ストレスを予防したり、個人のストレス耐性を向上させることが重視されている。
「同じストレッサー(ストレスの原因)」に対して、イライラや胃が痛むなどのストレス反応が出る人と、平気で受け止めることが出来る人がいます。ストレス耐性は、個人差が大きいものなのです。そしてその差を生みだす大きな要因が「認知的評価(ストレッサーの捉え方)」と「コーピング(ストレッサーにどう対処するか)」にあると考えられています。
「認知的評価」とは、例えば失策をした部下に「もっとしっかりしろ」と声をかけた際、「自分は期待されているからハッパをかけられた」と奮起する部下もいれば「上司に怒られた。もうだめだ」と落ち込んでしまう部下もおり、それぞれ人によって捉え方が異なるということ。つまり認知的評価をポジティブな方向に変えることが出来れば、ストレス耐性を向上させることができるわけだ。
一方「コーピング」はストレスへの対処法を意味している。
嶋田先生によれば、一般的にコーピングは次の8種類に分けられるそうだ。
①情報を集めて問題解決のヒントを探る。
②原因を検討して問題解決の計画を立てる。
③誰かに話を聞いてもらう(あるいは愚痴を言う)
④問題の良い面を捜し、楽観的に考える。
⑤「自分は悪くない」と責任を逃れる。
⑥あきらめたり、先延ばしにする。
⑦スポーツや飲酒、趣味などで気晴らしをする。
⑧くよくよ考えない。
以上8種類だが、⑤~⑧の対処法は単なる「逃避」でしかないようにも思えるが、「ストレスを減らす」という目的を実現するためには有効な手段になると嶋田先生は言う。
こうした「コーピング」のレパートリーをたくさん身に付けておけば、うまく使い分けたり、組み合わせたりすることによって、様々なストレスと上手に付き合っていくことが出来るようになる。 》
私はストレスなど感じた事が無い、という人も中にはいますが、実際はこの「コーピング」というストレス解消法を、日頃から無意識のうちに行っているのかも知れませんね。
私達の仲間にもいろんな方がいます。
それぞれが元気に過ごせますよう励まし合い、チームワーク良くストレスを軽減しましょう。そして今期の目標達成に向け、この暑い夏を乗り越え、残り2ヶ月を頑張り抜きましょう。
『 素晴らしい未だ見ぬKONOIKEに会う為に今頑張ります。 』
以上