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梅 の 花

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花
  あるじなしとて 春は忘れそ」
               
          菅原道真(すがわらのみちざね)
 
もうすぐ3月です。
日に日に暖かく感じられる様になりました。
上に書きました ”歌” は、誰もが一度は、耳にされている
有名な歌だと思います。
皆様の家の周りにも、梅の花が、きれいに花を咲かせている時期
ではないでしょうか。
 
今回は、「梅の花」について少し触れてみます。
 
「梅」は、薔薇科(ばら)に属します。
呼び名は、「ウメ」と呼びますが、江戸時代は、「ムメ」と呼ばれていました。
中国原産で、奈良時代に、遣隋使か遣唐使によって、中国から持ち帰ったのが
始めだそうです。
 
1月下旬から咲くもの、3月中旬から咲くものなど、種類によって時期がまちまちです。
桜などは、パッと咲いて、さっと散るイメージが有りますが、
梅の場合は、咲き方も散り方もゆっくりしているの特徴です。
幹がゴツゴツしているのも特徴のひとつです。
花だけでは、桜と見分けにくいですが、実が梅干しになる事は、ご存知でしょう。(白梅)
 
「梅雨(つゆ)」の名の由来も、梅の実がなる頃 雨が多いからつけられたそうです。
 
静岡県内でも、「梅の名所」がたくさんあります。
・静岡市駿河区 (丸子梅園)
・浜松市西区  (はままつフラワーパーク)
・ 同  北区  (花の奥山高原)
・磐田市     (豊岡梅園)
・掛川市     (龍尾神社)
・熱海市     (熱海梅園)
・伊豆市     (修善寺梅林)
 
などが有名ではないでしょうか。
お時間が有れば、見に行かれてみてはいかがですか。
 
「梅の花言葉」・・(厳しい美しさ、あでやかさ)
 
春をたくさん感じられる季節になりました。