尊徳の教え
あなたは「二宮尊徳先生」(二宮金次郎)を知っていますか。
最近は本なども改めて出版されて、たくさんの人が購入し読まれているそうです。
現在では、あまり見かけなくなりましたが、昔は学校の校庭に必ずといってよい程、写真の石像がありました。
「まきを背負って仕事をしながら、本を読んで勉強をする二宮金次郎」
覚えがあると思います。とても立派な教えを後世に残された二宮尊徳先生の教えを紹介したいと思います。
この教え「万象具徳」は尊徳の玄孫である二宮清三先生(静岡市清水区在住)が報徳仕法の地である栃木県二宮町の二宮報徳・二宮教育委員会の依頼により、したためられました。
これを、二宮報徳会が石に刻み、二宮尊徳資料館の前に、継ぎの時代を背負う若い世代に永く伝えることを目的に建立されました。
「万象具徳」二宮尊徳先生の教え
どんなものにも よさがある
どんなひとにも よさがある
よさがそれぞれ みなちがう
よさがいっぱい かくれてる
どこかとりえが あるものだ
もののとりえを ひきだそう
ひとのとりえを そだてよう
じぶんのとりえを ささげよう
とりえとりえが むすばれて
このよは たのしい ふえせかい
せちがらい、殺伐とした話をなにかと耳にする今の世の中にあって、二宮尊徳先生の教えは、なにか「ほっとする」教えだと感じるのは、皆がこんな優しい気持ちで日々生きていけたら、穏やかな世の中になる気がしましたので、ご紹介しました。