続・天橋立
KONOIKEのオーナー様方と日本三景のひとつに数えられる天橋立へ行ってまいりました。
天橋立と言えばイザナギの尊が天と地とを行き来するために懸けた梯子が倒れてしまったという伝説があります。
伊勢神宮の神々がこの神社から移られたという籠神社(コノジンジャ)で参拝を済ませ、神社横を通りリフトに乗り天橋立を展望できる傘松公園まで。
ここは有名な「股のぞき」の名所。普通に立って眺めてもすばらしい景色でした。
股のぞきをしてみると確かに天に向かって橋が懸っていた。この長い橋を上り天へ行ったのだろうか?相当足腰を鍛えなければ上ることができないだろうと思いつつ数十秒も股のぞきをしていると頭に血が上ってきてさらに幻想的な風景を味わうことができた。
このような「股のぞき」誰がやり始めたのだろう??
聞くところによると最初に始めたのは世界三大美女と伝えられる小野小町だという。
なぜ着物を常に着用していた平安の時代に生きた女性が股からのぞけたのだろうかという疑問が頭をよぎります。
それはこの地を訪れた小野小町が用を足したくなり、その時に股から眺めた景色が素晴らしかったということです。
「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」
こんな素晴らしい歌を残した才女が着物の裾をまくり用を足している姿は想像し難いですが、逆さまに観て天へ上る橋を思ったとは、さすがに教養があり歌人としても才能を発揮した彼女だからこそなのでしょうね。
小野小町がしたと思いながらの「股のぞき」はなお一層神秘的な絶景が味わえる。