徒然草
徒然草の
(仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ・・・・・・・・・)
で登場する岩清水八幡宮(京都府)に訪れる機会がありました。
小高い山の山頂にそびえる竹林が美しい神社でした。
この徒然草のお話は、
「石清水八幡宮に参詣しに行った仁和寺の法師が、目的の寺は山頂にあるのに、ふもとにある付属の寺々を拝んだだけで目的を果たしたと勘違いして帰ってきてしまった」
というエピソードを通し、
「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」(些細なことでも、案内人は欲しいものだ)
と語られたものです。
とても教訓となる言葉だと思います。
何かを成し遂げたい、上達したい、目的を達成したいとなった場合、ただひたすらがむしゃらに努力することも大切ですが、やはり一番重要なのは、一人で自分勝手にやるのではなく、その道に詳しい人に聞いたり、教えてもらったり、考えたりすることなのですよね。
変な意地や、固定観念が邪魔をする時が多いように思います。
先人の皆様にいろんなことを教えていただき、さらに数多くの本を読むことで見識を広げ、そして何よりも謙虚な心を持って、今年一年も大きく成長できるようにがんばっていきたいと思います。
そして、何よりも地主の皆様にとって良き案内人であるように努めて参りたいと存じます。
本年もどうぞよろしくお願いします。