躯体コンクリートの作業手順
KONOIKEのマンションは鉄筋コンクリート造です。
先月8月11日には大規模な地震が静岡県を襲いましたが、地震に強く、安心して住んでいただける構造です。
以下にてコンクリート躯体工事の施工順序を簡単にご説明します。
①壁、梁の鉄筋を組み立てます。
鉄筋工がコンクリートスラブ上に描かれた壁の位置に従い、正確に組みあげます。
この次の作業の型枠を組んだ時に所定の鉄筋のかぶり厚さが確保されるよう垂直に組みあげることが求められます。
②壁の型枠を組み立てます。
型枠工事は建物の寸法が描かれた施工図、型枠割付図に従い、あらかじめ加工場にて型枠パネルを加工し、現場に搬入します。ここでもまた、コンクリートスラブ上に描かれた壁の位置に従い正確に型枠を組んでいきます。
③スラブの型枠を組み立てます。
壁の型枠を組み終えると、今度はスラブの型枠を組み立てます。
このスラブには鉄筋、その後のコンクリートとかなりの重量がかかりますのでそれを支える型枠、支保工の計算、配置はとても重要となります。
スラブ型枠の状況 スラブを支える支保工
④スラブの鉄筋を配筋します
⑤いよいよ躯体のコンクリートを打設します。
生コン工場よりコンクリートミキサー車により運ばれたコンクリートをコンクリートポンプ車を使い、所定の打設箇所までホースで送ります。
ホースの先にはポンプ車を操作する者、コンクリートを打設する者、左官等15名ほどが待ち構えています。
⑥コンクリートに所定の強度が出るのを待って型枠を外します。
上記で躯体工事は完了です。通常、鉄筋を組み始めてからコンクリートを打設するまで15日間程度の周期で行います。ですから1ヶ月に2フロアー、工事が進行します。
ここまでで工事全体の60%程度が完了し、工期も3階程度のマンションの場合、ここまでで約4ヶ月ほどかかります。
この後は、仕上げ工事に入っていき、さらに4ヶ月ほどの後、建物が完成します。
躯体工事が完了すると、外部からは工事の様子がわかりにくくなりますので、またの機会にご紹介します。