現在窮乏・将来有望
表題は「全日本空輸 ANA」の社長に、今年4月1日に就任された「山本峯生社長」
の談話の中にあった言葉です。ANAは全社的にコストを削減し、そして全従業員の給与をカットした結果、04年度3月期に7期ぶりの復配をはたしました。05年度3月期は過去最高の売上高と経常利益を記録し、念願であった国際線も黒字化した日本を代表する航空会社です。「日本航空 JAL」と良く比較されますが、ANAは野武士集団と評されているようです。その会社の社長になったばかりの「山本峯生社長」から発せられた『現在窮乏・将来有望の野武士集団』 私はこれを読んだ時、大いに感銘しました。
私は常日頃「人は、自分の想っているような人間にしかなれない。」と言っています。
人は、「自分はこんな程度だから、多分将来こんな程度の人間になるのだろう。」あるいは「俺なんかに、あんな立派な人になれる筈がない。」と、もし想っていれば、その程度の人間にしかなれません。自分が想い考えている以上の人間には、なれないのです。
ですから、「あーなりたい」とか「将来はこうなって見たい」と強く信念を持って望まない限り、そのような人にはなれません。
私は会社も同様だと考えます。会社もそれを組織している人達が「この会社はこの程度の会社にしかなれない。」と想っていれば、やはりその程度の会社にしかなれないでしょう。これは会社に属している人々が、常にどこかでそのことを話しているか、表現しているか、または行動に表しているからそうなるのでしょう。
KONOIKEも会社に属している人達の、想っているような会社にしかなれません。
ですが言い換えれば【会社に属している人達の、想っているような会社には、なれる】ということです。私はKONOIKE第一期の株主総会をこの6月28日に行い、全ての議案が承認可決されたことを受け、14年ぶりに僅かではありますが、復配出来たことを誇りに思うと同時に「さあー 今から これからだ」と身の引き締まる思いでいます。
ANAのような、大きく立派な素晴らしい会社でさえ『現在窮乏・将来有望』です。
私達KONOIKEも『現在窮乏・将来有望』です。さあ皆さん素晴らしい第二期に向かって果敢に進んで行きましょう。