KNOW WHO(ノウフウ)の時代
私達が企業としても、社員(個人)としても、仕事を進めていく為にはどうしても身に付けなければならないことがKnow how(ノウハウ)だと思います。物事を作り出して行く時、あるいは物事を進めて行く時、色々な全ての事柄においてノウハウ(知識、知恵、やり方、進め方、方法・・・等)を知っていないとうまくやっていけません。企業としても個人としてもノウハウが一番大事になっています。
しかし私は、このノウハウと同時に最近ではKnowwho(ノウフウ)も大事ではないかと思うようになりました。色々な事柄を進めて行く上で、自分達の会社の中だけ、あるいは個人的に知っている事だけで進めて行くことは、場合によっては全く違った方向に向かってしまうこともあるのではないかと考えています。人間の能力は得意な分野では素晴らしい才能が出て来ますが、そうでない不得意な分野ではその分野で精通した方達と比較すれば全く違います。私達の仕事上のノウハウは当然同じ業界の方々よりも多くなければなりませんが、それ以外の分野のノウハウまでは中々精通する所までは行きません。こんな時その分野で精通している人々を知っていると、相談したり教えてもらうことができます。自分達の分野では精一杯努力することが必要ですが、それ以外の分野では相談できる、信頼できる人を知っていることが大変大事だと思います。これがノウフウです。【誰を知っているか、誰に相談できるか、誰から最善の解答が得られるか】 このために多くの人々と友好を深めそれぞれの分野で信頼できる人を作っておきたいものです。また私達自身も反対に不動産建設の分野では相談される、最善の答えが出せる人(会社)となれるよう日々努力し信頼される人(会社)にならなければなりません。是非皆さん自分達の分野で業界一の信頼が得られるよう精通していただくと同時に、それ以外の分野では信頼できる相談相手をたくさん作ってください。
最近、新聞紙上の事件を見ていると、日本人として根本の所が何か違うと、反省させられることばかりのような気がします。私の信頼できるある経営者から聞いた話を紹介します。『スゥエーデンの医師(ツェンぺリー)の、日本人の印象について語った言葉です。「賢明にして思慮深く 自由であり 従順にして礼儀正しく 好奇心に富み 勤勉で器用 素直にして公正 正道にして誠実 悪に容赦なく 勇敢にして不屈である。」ただし残念ながら江戸時代中期の日本人に対する評価だそうです。』
日本人として誇りをもった生き方をしたいものです。