目標は達成する為にある
いよいよ今年も今月12月で終わりです。1年は毎年1月から始まり12月で終わります。そして又新しい年を迎へ、一年一年と経って行きます。人の一生もこの年を経て晩年を迎へ、そしてあの世へと旅立って行くのです。これは万人全て一緒です。この世で価値ある素晴らしい人生を過ごしたか、あるいはそうでなかったか、は一生終わる時しか分りません。私達人間は、動物ですから生きています。しかし生きているから死ぬことも必ずあるのです。そしてこの死期がいつ来るか、誰にも分りません。明日かもしれないし、一年後、あるいは十年後、あるいはもっと先かもしれません。いつ死ぬか分らないから今日一日、一日を大切に生きて行かなければなりません。
今年の初めに目標を達成して、幸せになりましょうと言いました。目標は達成できたでしょうか。達成できていない人はまだ一ヶ月あります。是非何が何でも目標を達成しましょう。『目標は達成する為にある』のですから、達成しなければ意味がないのです。
目標達成と言う話の中に「羊飼いの話」があります。ここに紹介します。
【 羊飼いは毎晩、羊達を襲う狼から羊を守るために、交代で当番制をとって、寝ずの番をします。ある晩、若い四人が当番となり、親方からしっかり守って欲しいと告げられました。若い四人は、一晩中寝ないで役割を終えましたが、朝になると羊が何匹か狼に食べられていました。親方は腹を立て「あれほどしっかり番をしろ、と言っておいたのに、お前達は寝てしまったのか。若いお前達に期待して任せたつもりだったのに、お前達は俺を裏切ったのか。」と叱りつけました。若い四人の内、三人は「私達は寝ないで番をしていました。絶対に寝ないように、三人でトランプをしていました。あまり夢中になって狼に気がつきませんでした。すみません。」と謝りました。残りの一人も「私も一晩中寝ませんでした。私はいつも親方から本を読んで勉強しろ、と言われていましたので、本を読んで勉強していました。あまり夢中になって本を読んでいたので、朝になったのも分らないくらいでした。しっかり勉強しすぎて狼に気がつきませんでした。」
と言い訳を言いました。親方は、この四人共、次の日は食事をさせない罰をあたえました。羊達を狼から守る目標は四人共達成出来なかったからです。 】
この話のように『目標は達成する為』にあるのです。例えどんな理由があっても、目標が達成されなければ、全く意味がなくなってしまうのです。若い四人の羊飼い達は、それぞれ寝ないように努力をして、寝ないで起きてはいたのですが、結局は無駄になってしまったのです。寝ずの番をしていても、また、いつも薦められている良いことをしていても、目標が達成されなければ何にもなりません。かりに、もし誰かが寝ていても、羊が無事でいれば目標は達成できたのです。理由の如何を問わず『目標は達成する為にある』のです。全員で、今年の目標を達成しましょう。