継続は力なり
昨年の12月29日にKONOIKEは創立60周年を無事終えて、半年が経とうとしています。過ぎてみれば早いもので、【光陰矢のごとし】と、昔から良く言われて来ましたが、全くその通りで月日の経つのは「アッ」と言う間です。60年と半年という長い間KONOIKEを支えて下さった多くの皆様に、この欄を借りて厚く御礼申し上げますと共に、これからも更なるご支援ご鞭撻を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
私のこの(社長コラム)も今回で5年間60話となりました。この間に読んで頂いた皆様から多くの叱咤激励を頂きました。改めて厚く御礼申し上げます。
さて表題の『継続は力なり』ですが、調べてみますと二つの意味が込められているようです。というよりは、途中から意味が変わってしまったのかも知れません。最近では普通「何事も、続けて(継続)行くことで力が付いていく」と言った意味で使われますが、「何事も、続けて(継続)行くには力がいる」と言った意味もあるようです。
この両方の意味から考えてみますが、KONOIKEが60年以上も継続できた、ということは、これだけでものすごい力がKONOIKEには付いた、とも言えますし、ものすごい力があった、とも言えます。あまりにも自社を褒め過ぎては、手前味噌になってしまいますので自重しなければなりませんが、事実は事実です。この長い間多くのお客様始め、多くの関係者の皆様に助けられて今日まで来ました。この間にはまた多くの先輩達の血のにじむような努力があったものと思います。改めて感謝したいと思います。
しかしながら昨今の新聞紙上には、長い間継続し繁栄してきた所謂、老舗企業がいろいろな不祥事から倒産の憂き目にあっています。『継続は力なり』ではありますが、ただ長期に亘り継続出来て来たことが、すぐそのまま、これからも継続できるとは絶対に言えない時代でもあります。企業として維持、継続し続けるためには、長い間に培った多くの経験や努力によって身に付いた、知識や技術は絶対に必要ですが、またそれ以上に、それらに縛られない変革に対する勇気や知恵が必要です。KONOIKEが60年以上も継続できて来た事実は事実として、今後も継続して行くためには、様々な困難や苦難を乗り越えていく不屈の精神で、今まで以上に全役職員一丸となって進んで行くことが不可欠です。KONOIKEには現在1,115名の多くの株主の皆様が、北は北海道から九州までいらっしゃいます。多くのステークホルダーの皆様の支えを基に、今後とも勇気を持って変革を恐れず進んで行きましょう。ここで皆さんよくご存じの『進化論』で有名な【チャールズ・ダーウィン】の残した言葉を噛みしめたいと思います。今年はダーウィン生誕から200年の記念すべき年だそうです。
『最も強い者が生き残るではなく、最も賢い物が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは変化できる者である。』