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「まるごと」を狙え

 風薫る5月になりました。1年を通じて1番快適な季節です。しかしながらこういう季節でも不健康になりがちな時期でもあります。体調に気をつけて頑張りましょう。
 毎月送って頂いている「えんしんマンスリーインフォメーション」(タナベ経営著作)の3月号に上記題名を掲げた文章がありました。参考になりますので皆さんにも読んで頂きたくここに紹介します。
 《 「物価は経済の体温」と言われる。人間の体調の変化が体温に現れるように、経済活動の変化もまた、物価に現れる。すなわち、高成長を続ける経済ほど物価の上昇幅は大きく、低成長を続ける経済は物価の上昇幅が小さい。逆に物価が低下している経済は低体温症だ。下がり続ければ”凍死”する。内閣府がこのほど発表した2011年10月~12月のGDP(国内総生産)1次速報値によると、国内の物価水準を示すGDPデフレーターは11年暦年ベースで前年比2%減だった。14年連続のマイナスとデフレが慢性化している。11年10月~12月期の実質GDP成長率は、7~9月期の前期に比べ0,6%減(年率換算2,3%減)と、2四半期ぶりのマイナスだ。特に最近は世界経済の減速と円高の影響でデフレ圧力が強まっている。対策の遅れは、景気回復、震災復興の重石となり、国内経済の体温が氷点下まで冷えこめば財政再建はさらに遠のく。日銀はこのほど金融政策に関して「消費者物価指数の前年比1%上昇」という具体的な数値目標を明示した。まさにデフレ脱却はまったなしの状況だ。では企業が打てるデフレ解決策は何か。「単価アップ」以外にない。輸入品やライバルとの消耗戦を避ける上でも、単価アップの努力が求められる。しかし、それは容易なことではない。そこで、「まるごと」という切り口で商品やサービスを提供することを考えたい。値上げの鉄則は、価格から原価を引き算できない、機能を価格で割り算出来ない商品、サービスを開発することだ。キーワードは「まとめ買い、ついで買い、合わせ買い」である。1個の品でなく、何個も詰め込んだ買い物かごを売る。1本のソフトウエアでなく、統合したシステムパッケージとして売る。1台の機械でなく、設置、保守を含んだフルターンキー契約で売る。1種類のサービスでなく、複数を組み合わせたワンストップサービスで売る。単品は価格競争に陥りがちだが、関連した商品、サービスと一括すれば回避しやすい。システム化による強みは外から見えない分、まねもされにくい。さらに1度取引を始めた顧客は強固なリピーターとなる。他社に乗り換えるには心理面、時間、労力面でスイッチング・コストが働くからだ。今、多くの企業がマーケティングやオペレーションの軸足を「まるごと化」に移している。例えばパナソニックは、住居、ビル、街に自社商品群を一括納入する「まるごと事業」を推進中だ。消費者も丸々任せたい、楽しみたいとの欲求が高っている。家事を丸々代行するサービスの利用者が増えて来た。また1週間分の多チャンネルテレビ放送を全部録画する「全録レコーダー」が売れているのもその表れだ。需要を丸々取り込む—–大手企業の専売特許だと思われるかも知れない。しかし、中小企業も取り組むことは可能である。営業前の空き時間の昼間に、店舗をオフィスとして丸々貸し出す居酒屋。事務所を移転する企業に対し、物件探しから通信回線工事の手配、行政手続まで請け負う引越し会社など狭いカテゴリーや小さなマーケットでまるごと化に取り組む中小企業は多い。不足資源は複数企業によるコンソーシアム結成や、アウトソーシングの活用で外部調達すればよい。総合力を誇る大手とて、全部を単独で賄っているわけではないのだ。 》
 我々KONOIKEのグランストークマンション(GS)もグランストークシステム(GSS)も、また(アキリノGSS)もまだまだ、「まるごと化」には多くのビジネスが存在しています。これからの時代を生き抜くため、時代の流れに乗り遅れないよう全員で果敢に挑戦して行きましょう。

素晴らしい未だ見ぬKONOIKEに会う為に今頑張ります