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希望はあるか

先週、総務省が今年20133月末の日本の人口を発表しました。
それによると総人口は前年より
266千人少ない1億2千639万人と前年比0,21%減となりました。4年連続減少となっています。
65歳以上が3千万人を突破し、14歳以下は過去最少の1千660万人となり、ますます少子高齢化が顕著になって来ています。
静岡県は1万5千人の減少となりました。自然減少の数が出生数を上回っているからと発表されています。
世界中では人口が益々増えて、将来は食糧不足が懸念されている中で、日本人が減って行くのは寂しい気がしますが、適正人口が判らない中では何とも言いようがありません。
ただ若者達が子供を産まなくなっているのは事実で、これは考えなくてはならないことでしょう。
NHKのEテレで若者達の幸福度調査という番組がありました。
「絶望の国の幸福論2013」というテーマで討論がされました。
①希望があり、幸福でもある。②希望はないが、幸福である。
③希望はあるが、幸福ではない。④希望もないし、幸福でもない。
という四つの選択肢の中で、自分はどうかとのアンケート調査の結果を踏まえての討論番組でした。
若者達のアンケートは
②の希望はないが、幸福である。が最多でした
希望とは、国や社会といった自分の周りに関する期待で、幸福とは自分自身が感じる満足感です。現代の若者達はこの国に希望はないが、個人的にはそれなりに幸せだと
いうことなのです。
我々が若かりし時には
③の希望はあるが、幸福ではない。という数がきっと一番多かっただろうと思うと、日本の現代の若者達が草食系の男子が多い事がうなずかれます。
戦後の焼け野原から復活し、世界で2番の経済大国(現在は3位)まで上り詰めた、それ行けやれ行けの時代からの変遷は、これからのより充実した世の中を創る為の道程であっただろうと思われます。
とにかく若者たちは、幸福ではあるが希望はないとの事なので希望を持たせることを国も社会も優先すべきでしょう。
以前、新入社員の一人からこんな質問を受けた事があります。
「社長はどうして社長になれたのですか。社長になるにはどうしたらいいですか。」
私はこういう社員がいてくれることに嬉しくなって「本当は運が良かっただけ」
言いたいところを、
グッとこらえて、良く考えて次のように応えました。
「まずは会社を辞めないこと。辞めてしまえば絶対になれない。だからどんな時もへこたれず自分自身を叱咤激励して精進すること。今、目の前の仕事を真剣に必死になってやること。一つあるいは二つ上の、上位の役職の仕事を常に考えていること。色々な会議には出来るだけ積極的に参加し、この場が最高の勉強の瞬間であること、また自分のパフォーマンスを現わす絶好の機会だと信じること。野心的であることは良いが、分不相応な高邁な態度は絶対にだめ。会社は組織であるから、能ある鷹でも爪を出すべき時に出すこと。現在がどんな立場でも卓越した結果を出すこと。」等と、恥ずかしながら少し威張って応えました。
若者達よ、夢と希望を持ちましょう。

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                            以上