眠れない悩み
あんなに暑かった夏も終わり季節は秋になりました。秋は夜が長く読書には最適の時期です。
先日「しんきんカード」が発行している『はれ予報』という月刊誌の10月号が送られて来ました。
その中に作家の吉永みち子さんが書かれたエッセイに表題の題名がありました。吉永みち子さんは、皆さんご存じのように東京外語大学を卒業後、競馬専門紙「勝ち馬」の記者として脚光を浴び、その後『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されました。
現在はテレビ、ラジオのコメンテーター、エッセイストとして活躍されています。
最近よく眠れないという人が多い事を聞き、秋の夜長に何となく読んでいたこの文章を、抜粋して皆さんに紹介します。
《 「あなた、不眠に関する悩みはないの?」と聞かれる事が多い。不肖私め、特段、眠れずに悩むことはない。
むしろ、絶対眠っては行けない場所や状況で、襲い来る睡魔と、どう闘うかって方が、悩みと言えば悩みだなーなんて応えると、概ね返ってくる反応はこうだ。
「いいわね。どんな時でも眠れちゃう人って。羨ましいわ。私なんか、ここ10日ぐらいまったく眠れなくて、ミンザイに頼らないとダメなのよ。」
私は本当に羨ましがられているのか?何か鈍感なのねと言われているような気が、しないでもない。10日も全く寝ていないって本当かよ。本人が寝ていないって思いこんでいるだけで本当は眠っているんじゃないのか?それにミンザイって何だ?民間の人材・・・違うな。睡眠導入剤や睡眠剤のことだそうだ。ちょっと仲間はずれ感を覚えてしまう。そりゃ、鈍感な私だって、眠れない夜がないわけじゃない。深刻な悩みを抱えていたり、原稿が間に合いそうもないというプレッシャーを感じていたり、翌朝早起きするために早く眠らなければと焦っていたりすると、中々寝付けないで悶々とすることだってあるのだ。人間だもの。しかも小心者だし。2日連続眠れないことだってある。が概ね3日目は疲れが頂点に達して、どんな心配事があろうと爆睡してしまう。これで寝不足の帳尻をクリアしたと思い込むくらいだから、眠れなかったのは、たまたまだったと思うだけで、「もしや、私は不眠症か?」とは金輪際考えない。症状という認識をしないから、眠れない夜はあくまで特別な日でしかない。こんな夜もあるわなー・・っていやがらずに認めてあげちゃう。これが鈍感と言われる所以かもしれない。不眠の原因が病気のこともあるから油断はできないが、病気でないならあまり睡眠にこだわらないことが、安眠への近道なのではないかと私は思っている。人間疲れたら自然に眠るようにできているわけで、厄介な精神的疲労を肉体的疲労に転化すれば眠っちゃいけないと頑張っても寝てしまうもの。睡魔というヤツはけっこう天邪鬼で、追うと逃げるけれど、逃げようとすると追いかけてくる。だから私は決して深追いをしてあげないのだ。》
参考になったでしょうか。私も昔は眠れないこともありましたが、どういうわけか最近は寝過ぎて困るくらいです。
先週、「社長は記憶力が良くていいですね。」とある人に言われ、おせじだと分かっていても嬉しくなって、つい自慢げに話してしまいました。
それは秋の七草のことでした。私が七草を全部言い終えた時のことです。「どうしてそんなことまで覚えているのですか。」(本当は、そんなことより、もっと大事な事を覚えていないといけないのに)と口には出さないが、きっとそう言いたかったのだろうと想像はできたのですが、つい言ってしまったのです。
「覚えるのには語呂があって、自分で順番を決めて口ずさむといいですよ。俳句のように五七五七七が日本人にはなじみやすく覚えやすいので、五と七に並べるといいですよ。」
秋の七草は「ふじばかま、はぎ くず ききょう、おみなえし、おばな なでしこ、これぞ七草、秋の陣」
ついでに春の七草は「せり なずな、ごぎょう はこべら、ほとけのざ、すずな すずしろ、これぞ七草、春の陣」
秋の夜は勉強にもってこいの季節です。資格を取る為の勉強を是非お願いします。
『 素晴らしい未だ見ぬKONOIKEに会う為に今頑張ります。 』 以上